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白いシーツへのこだわり



白いシーツ


センスドールのトリートメントベッドには、コットンの白いシーツが敷かれています。


白いシーツにデコレーションというスタイルは、ホテル等のスパではよく見かけると思います。ですが、個人の営むサロンだと珍しいのかもしれません。


私が白いシーツを使うのには、いくつかの譲れない理由があります。

今日は、そんなセンスドールの白いシーツに隠された私の想いをご紹介したいと思います。



つねに清潔な白いシーツを用意するためには、それなりのケアが必要です。

一般的なお店であれば、わざわざ時間と手間をかけてまで白いシーツを使う理由もないでしょう。

サロン運営の観点からみても非効率的であるのに、いったい何のこだわりが?と思われるかもしれません。

ですが、センスドールのご提供したいサービスには、たとえそれが時間や手間のかかるものであっても白いシーツを選びたいのです。


センスドールがご提供したいのは、トリートメントのその先にある体験。


心もからだも、お客様の全てが満たされるような、非日常のくつろぎ。

便利さや効率を重視した日常とは別の軸に存在する、お客様の幸せの為だけにある特別な時間と空間。


だからこそ、私にとって白く清潔なシーツは、お客様がセンスドールで心地よく快適な時間を過ごしていただくために欠かせないものなのです。


何故白いシーツである必要があるのか?


まず一つは、シーツは肌当たりが心地よいこと。


横になった瞬間、素肌に触れるさらさらとしたシーツの感触はとても心地のよいものです。

ピンとシーツが張られたフカフカの温かなベッドに横になると、それだけでも何か優しいものに包まれているような感覚になります。


お客様とトリートメントベッドとの、触覚によるファーストインプレッションは、それが心地よいものであるかどうかでお客様の心身の在り方も変わります。


それは、筋肉の緩み方やストレスの解放、血流やリンパの流れにも関わっていて、その後のトリートメントにも少なからず影響を与えるからです。


スパでの時間は、リラックスしていつもより五感が研ぎ澄まされます。

だからこそ、直接お客様の肌に触れるシーツの感触が心地よいものであることは、とても大切なのです。


シーツならではの滑らかな感触は、ベッドに横になったその瞬間から「心地よさ」を感じさせてくれます。

何もかもから解放されて、ベッドに溶けるようにウトウトとまどろみ、別世界へと旅立つ。

肌に触れるシーツの感触は、そんな至福のスパ時間をもたらしてくれる、大切な「感覚」の一つなのです。



そしてもう一つの理由は、その白さゆえに、清潔なものかどうかが一目瞭然であること。


常に白いシーツを用意できるということは、そのお店の清潔さの象徴でもあります。

手入れの行き届いたリネン類を使用することもまた、お客様に安心感を感じていただくための大切な要素。


スパという場所は、とてもプライベートな空間です。

そんなプライベートな場所では、出来る限りお客様の緊張や不安を取り除かなければいけません。

スパという空間を清らかに整え、目に見える形での「清潔さ」や「信頼感」を感じていただくことで、安心してセラピストに身をまかせ、心からリラックスした時間を過ごしていただけるのだと思います。


世の中には、シーツの代わりになるような便利な製品も沢山あり、セラピストにとっては大変ありがたいものです。

それでもこのように、私には手間をかけてでも白いシーツを使いたい理由があるのです。


真っ白なシーツに宿る凛とした空気。

セラピストとして背筋を正したくなるような緊張感。

日頃の生活とは違う、特別に用意されたお客様のための贅沢な時間。


白いシーツのほかにも色々な私のこだわりが集まって、センスドールの空気をつくっています。


お客様には、何も気にかけず、ただ気持ちの良い空間で、気持ちの良い時間を過ごしていただくことが私の願い。

本来であれば、わざわざ知っていただかなくてもいいような事ではあるのですが…

オーナーである私の、お客様やセンスドールへの想いをご紹介できたらとブログにしてみました。


静かな部屋でお客様のことを思い浮かべながらシーツにアイロンをかける時間も、私にとっては幸せなひとときです。


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